渓流の大場所で数を狙うか大物を狙うかについて書きたいと思います。
いかにも複数の魚がいそうな美味しそうなポイントってあると思います。
そういったポイントで細かく刻んで数多くの魚を引っ張り出すか
それとも一発大物狙いでポイントの中で一番美味しそうな場所を最初に狙うか
これを意識する事によって大物が釣れるかどうか別れる時があります。
(とりあえず投げれば一番大きいのが食ってくるという意見もあると思いますが・・・)
よくあると思うのがプールで手前から撃ったら、遠くからやる気のあるデカイのが猛チェイスしてきたけど、距離が足りなくて食わせ切れなかった・・・目が合ってしまってこちらの存在に気が付かれてUターンされた・・・ これだと思います。
倒木周りでも刻んでキャストすると同じ事が起こりやすいです。
という事で賛否両論あると思いますが、個人的には一番美味しいポイントを一番最初に撃つのがおすすめです。
一番美味しいポイントって何!?って言われるとちょっと困ってしまいますが、そのポイントで一番エサが流れてきそうな所や、隠れる事ができそうな場所になります。大きなポイントの中で流れがぶつかっていたり、水深があってカバーやエグレていたりする場所です。
例えば上の図でイワナを狙う場合は左の大きい石の下になり、赤がトレースコースで青が魚がいそうな場所になります。
右側をキャストしてもトラウトは釣れる可能性が高いですが、左の岩の下にいる魚に警戒されるリスクがあります。
ちなみにイワナ・ブラウンとヤマメ・ニジマスのどっちを狙うかでまた変わってきます。
イワナ・ブラウンはカバーや石の下で流れが弱まってる緩い所
(モンスタークラスは例外有りw)
ヤマメ・ニジマスは流芯で流れが効いてる所
(流芯にカバーがあれば更に好条件)
中には手前から釣っていかないと一番美味しいポイントが射程圏内に入らないようなポイントもありますが、個人的には大きいのがここにいるだろうと思う場所を先に撃っちゃう事が多いです。
但し、スレてるブラウントラウトの大物は、えぇ~そこにいるの~・・・といった感じでいかにも美味しい場所ではなくショボい所にいる場合もあるのでご注意ください。例えばプールの落ち込みの一番餌が取れそうな場所ではなく手前の浅くて、なんて事ないショボいカバーに居たりします。
しかし、基本的にはやはり一番大きくて力のある魚が一番美味しい所に定位します。
大きい魚を釣りたい場合は小さい魚を釣って場荒れさせて警戒されない為にもここぞという場所をまず一番始めに攻めてみてください。
そして
絶対にここには居そうなんだけど出てこない・・・
そういう場合は立ち位置を変えトレースコースを変えてしつこく攻めて見るのもおすすめです。
但し・・・
トラウトは瀬尻やプールのケツの方にいる場合があって、その魚達がピューっと逃げて前の方に行かれると前にいる他の魚も一斉に警戒するのでご注意を・・・
逆に数を釣りたい場合には、細かく刻んだ方が良い場合が多いです。
大物がいないようなポイントでアップで釣り上がってるなら、後方の魚から釣りあげていって数を稼ぐ事も可能です。
その時は、例えばプールの後ろの方などは近づき過ぎないで狙った方がいいです。それはルアーがトラウトの群れを後ろに引っ張ってきてしまって警戒されやすくなるからです。
釣り上げてリリースする際にプールの前の方に戻られると、そのポイントにいるトラウトが一斉に警戒して釣れる魚が釣れなくなるので下流側に逃してあげるのがおすすめです。
※気温が低い低水温期で水深のある場所で釣った魚は元に居た場所にちゃんと戻れるような場所でリリースした方が良いと思います。
とりあえず何となく投げるのではなくて、デカイの狙うか数を狙うのかというのも意識してみるのがおすすめです。
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