トラウトのフッキングのやり方

トラウトのフッキングのやり方を考察してみました。

考察してみたというか釣りの先輩の佐藤さんに教えて貰った事を自分なりに解釈した結果を書いてみたいと思います。

尚、ルアーフィッシングの自然渓流での話でエリア(管釣り)の話ではありません。また細軸のフックで少しの力でフッキングが可能な場合も除きます。

実はグラスソリッドのベイトを初めて手にした春先にバラしが多発しました。ブラウントラウトの50オーバーを3本、更に40センチ後半を5本で全てキャッチ出来たら爆釣デーとなっていたはずなのに8本全てをバラすとても残念な1日となった苦い思い出があります(笑)

それまで使っていたスピニングのカーボンロッドならハリがあったのでロッドを立てるだけである程度フッキング出来ていたのが、グラスソリッドではロッドを立てるだけだとただロッドが曲がるだけで中々フッキングパワーがフックまで到達しません。

何を言ってるのかわからない人が多いと思うので図解してみます。
(絵心なし)

以下はラインの弛みがないのを前提で書いてます。

多くの人がやっているであろう普通のフッキング

手首を支点にしてロッドを立てる。

これだとフッキングパワーがフックまで到達する前にロッドがしなってかなりの力が逃げます。

 

リールごと胸元に引き寄せるフッキング

ロッドをある程度は立てますが、それでも45度くらいでバットでのせるイメージでリール事胸元に引き寄せる。更にフッキング力を込めたいなら後ろに下がればかなりの力がフックに伝わります。

ブラウントラウトの70オーバーは口が異様に固いので、私は頭の横ら辺までリールとグリップを持っていくようなフッキングをする時があります。

そして、ぜひ試してみて欲しいのが以下のように手でラインかフックを取ったルアーを持って誰かに①と②の2パターンでロッドを煽ってみて貰ってみてください。

※二段階フッキングの図ではありません。

これをやって貰えれば、如何にロッドを立てるだけでは力が伝わってないかわかって貰えると思います。

また、どの角度でリールごと手前に引くと一番力がかかるのか覚えておいた方がいいでしょう。

一番力が伝わらないのはロッドティップを上にあげてる状態からのフッキングになります。例えばティップを上にあげた状態のトゥイッチからのフッキングになります。そのままフッキングの為にロッドを後ろへ倒してもロッドが先に曲がりフッキングパワーはかなりロスした状態で針先に届き、ちゃんと刺さりきらない場合があります。

そう私がバラしまくった日はまさにこれだったわけです・・・

 

また、これを踏まえてトゥイッチやリフトアンドフォール等のアクションをさせてる時にフッキングへと移行しやすいのかを考えてロッドの位置や角度を考える事をおすすめします。やはり魚に対してロッド、ラインが一直線からのフッキングが一番パワーが伝わります。

その辺を考慮そうすればフックの刺さりが甘かったかなぁ~というバラしはきっと減ると思います。

 

 

※おまけ
極端な話、ロッドを立てる場合と真後ろに引いた場合でどっちの方がフッキングで力が伝達しやすいかという話をブルーブルーの村岡さんがセミナーで解説してる動画がYouTubeにあるので興味がある方はぜひご覧になってみてください。

【FS大阪2016】Apia 村岡昌憲トークショー/あなたはなぜバラすのか
https://www.youtube.com/watch?v=c9LVnXzL3tQ
30分くらいの動画です。

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